『ミーツ・ザ・ワールド』
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Meets the World
新しい世界に連れてってあげる
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自分を好きになれない私が迷い込んだ歌舞伎町<ワンダーランド>

映画『ミーツ・ザ・ワールド』

10月24日(金)全国公開

      主演:杉咲花
      監督:松居大悟
      南琴奈 板垣李光人 渋川清彦 / 蒼井優
      原作:金原ひとみ『ミーツ・ザ・ワールド』(集英社文庫 刊)
      配給:クロックワークス
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Comment

  • 主演
    杉咲花

    自分も誰かにとっての他者。そこに引かれた線のただただ寂しいとき、この映画を利用してほしいです。孤独をむしゃむしゃ噛み砕くふつつかな心意気が、疲れてしまった誰かの血肉になってくれたらと心を込めました。ご期待ください。

  • 南琴奈

    誰かと完全に分かり合うことは難しくて、でもそれで終わりにはしたくなくて。 曖昧なまま残される感情や、交わらない想いの中に確かに存在する温かさのようなものを感じました。
    分かり合えないまま共存することで生まれる新しい価値観に気づかせてくれて、 いつまでも心に留めておきたい言葉たちに沢山出会わせてもらえた作品でした。 この作品に携わることができて光栄です。
    多くの方に届くことを願っています。

  • 板垣李光人

    他人が持っているものはとても輝かしく見えるし、生きていると誰かになりたい瞬間があると思います。
    でも実際に誰かに取って代わることはできないし、自分を許容して生きていくしかない。 そんな生き方にそっと肩を寄せてくれる映画になっています。 今回僕が演じさせていただいた、アサヒという人間もそんな1人なのではないかと、寄り添いながら時間を過ごしました。
    本当に素敵な方々がこの映画をつくられているので、スクリーンにはフィクションかノンフィクションか曖昧になるような、そんな"今"が広がっています。 そんな中に自分も加われていることに胸がいっぱいです。
    この映画が現代社会を生き抜く、誰かの処方箋になれば嬉しく思います。

  • 蒼井優

    太陽に照らされた、躍動するような青春とは違う。朝になれば、何事もなかったように置き去りにしてきた、そんな日々を思い出しました。
    バカなことばかりで情けないと感じていたあの頃を久しぶりに振り返ってみると、あの過ごし方を選び、あの時間を楽しみきった自分がたしかに存在していたことに、嬉しさが込み上げて来ました。
    人知れず抱きしめたくなるような、私にとっては青春映画です。この作品が、ご覧になる皆さまにとって、どのような映画として映るのか、楽しみです。

  • 渋川清彦

    転びながらつまずきながら、半歩でも前に進む由嘉里に心を動かされます。 芝居に正解はないと思うが、現場で杉咲さんの由嘉里と向き合い心が動きました。
    松居大悟監督は今に寄り添い今を写し、背中をかるく押してくれる。 そういえば蒼井さんと松居監督は長いつき合いらしく、朝方に蒼井さんから聞いた監督の昔話は眠気をとばしてくれるくらい面白かった気がする。

  • 監督
    松居大悟

    どう生きるべきとか死ぬべきとか、見渡すと限りない善意も悪意も蔓延っていて、何を選択するにも途方に暮れてしまう。ラベルを貼って、ラベルを貼るなと追求して、ラベルを貼らないと生きていけない者もいて。「それでも生きるのは素晴らしい」なんてざっくりした肯定すら煩わしくて。
    今回初めて、『生きること』についての映画に挑みたいと思いました。
    この金原ひとみさんの原作や制作過程が、そうさせてくれました。
    この物語の主人公である会社員の由嘉里は、大好きな擬人化焼肉漫画で、推しのマイナーキャラをカップリングして妄想することが心の支えで。映画を作る中で唯一確かだったのは、誰かや何かを、推す、眩しさです。信じる気持ちは眩しくて、狂気を孕んでいて、狭いからこそ光は眩しい。
    由嘉里を演じる杉咲花さんと、長い時間をかけて魂を込めて、この作品に挑みました。なんだか怖い歌舞伎町が少し愛しくなりました。ちょっと長くなりましたが、ここで伝えたいことはひとつです!
    映画おたのしみに!

  • 原作
    金原ひとみ

    エンドロールで自分の名前が流れてきたのを見て、そうか自分が書いたんだ、とびっくりするほどのめり込んで観ました。
    それぞれに思いを託し、言葉で編み上げたキャラクターたち、行き場のない思いを拾い集めて紡いだストーリー、祈りを込めたラストシーンが、松居さんの斬新な演出と、素晴らしいキャストによって新たな作品に昇華していました。
    同じ世界に生きられない人を愛してしまった全ての人に、この物語が届きますように。